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zoom RSS 「私の中のあなた」

<<   作成日時 : 2009/10/26 18:08   >>

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「私の中のあなた」
監督   ニック・カサベテス
出演   キャメロン・ディアス   アビゲイル・ブレスリン  アレック・ボールドウィン



 白血病の姉ケイトのドナーとして、遺伝子操作の結果生まれたアナ。
幼いころから姉の延命治療のため、臍帯血や骨髄など何度も提供してきた彼女だったが、11歳になったある日、 両親に ”臓器提供 拒否” の訴えを起こした。
 
 映画は、この奇抜な訴訟の行方ではなく、 ”なぜこのような訴訟が起きたのか” ということに着目し、
一家の闘病の歴史をたどる。

  ケイト一家は、死の危機を共に乗り越えることで家族の絆を強めてきた。
ケイト自身もそんな家族を思いやり、健気に耐えている姿が、映画全体を温かいものにしている。
しかし、人生もいよいよ終盤に近づいていることをケイトは悟った。
 
 この訴訟はケイトから両親に、とりわけ病気と闘い続ける母親に対して、死を受け入れるように提案されたものなのだ。

 家族のなかでも、父と兄、そしてアナの三人は、ケイトの意思を尊重し、温かく見守る立場をとっている。
いっぽう母親だけは、つねに病気と闘う姿勢を崩さず、自分ともども家族にも多くの犠牲を強いてきた。

 もちろん、今回の法廷でも、延命治療第一との主張は曲げず、娘アナに手厳しい態度でのぞむ。

 そんな中、ケイトに恋の季節が訪れた。
それは、闘病生活の合間のオアシスのような時間。
ホットすると同時に、やっとの思いが強く、思わず目頭を押さえてしまう。
いつも険しい表情をくずさない母親も、ケイトの成長ぶりにはとても満足げだった。

 しかし、白血病の恋人はほどなく死亡、ケイトも自分の死を強く意識するようになっていく。

 家族が最後に過ごした海は、ほかでもないケイトの大好きな場所だった。
死を覚悟したケイトは、きれいな海を見つめ凛とした表情をくずさない。
その傍らで、母親は憔悴しきって座っており、他の家族もさぞかし複雑な思いだったにちがいない。

 ケイトの人生は、とても短かく、その大半は苦しい闘病生活だった。
それだけに、人生の楽しい瞬間がどれほど貴重なものか彼女は、誰よりも知っていたように思う。
家族の笑顔の写真だけを集めて一冊のアルバムを作ったケイトは、それを幾度も開いては懐かしそうに笑っていた。

 さて、私のアルバムにはどんな写真を貼ることができるだろう。
最後に眺めるなら、やっぱり笑顔でいっぱいのアルバムがいいように思う。


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私の中のあなた
またまた話題作が続々と公開ですね〜何本観れるかなぁ〜 カイジ、ヴィヨン、ATOM・・・【story】白血病の姉(ソフィア・ヴァジリーヴァ)に臓器を提供するドナーとして、遺伝子操作によって生まれた11歳のアナ(アビゲイル・ブレスリン)。彼女はこれまで何度も姉の治療のために犠牲を強いられてきたが、母サラ(キャメロン・ディアス)は愛する家族のためなら当然と信じてきた。そんなある日、アナは姉への腎臓提供を拒否し、両親を相手に訴訟を起こすが―     監督 : ニック・カサヴェテス 『きみに読む物語』【c... ...続きを見る
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「私の中のあなた」(MY SISTER'S KEEPER)
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