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zoom RSS 「リトル・チルドレン」

<<   作成日時 : 2008/11/20 22:16   >>

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「リトル・チルドレン」
監督   トッド・フィールド
出演   ケイト・ウィンスレット  パトリック・ウィルソン  ジャッキー・ヘイリー


 娘を遊ばせようと公園に出かけたサラは、子連れの主夫ブラッドと知り合い、やがて不倫へと発展する。
 
 サラは、中流階級の平凡な主婦にすぎないのだが、子育てに興味がもてず、公園に集まるママたちとも打ち解けることが出来ない。
しかも、夫は隠れて、異常な性趣味にのめりこんでいることを知り、日々欲求不満はつのるばかりだった。

 いっぽうブラッドも、また不本意な生活に悩んでいた。
家庭では、有能なキャリアウーマンの美人妻に頭が上がらず、何度も司法試験に落ち続けて、もはや受験意欲さえ失っていた。

 そんな二人が、現実逃避から不倫にのめりこんでいくのだが、問題はなにも解決しない。

 最後、ブラッドに駆け落ちを踏みとどまらせたものは、やはり息子への愛情であり、父親としての自覚だったのではないだろうか。

 タイトルの『リトル・チルドレン』 とは、大人になりきれない子供という意味らしい。
子供は成長し、やがて分別のある大人になっていくものと考えられている。
しかし、体の成長と心は必ずしも比例しないのが現状だ。

 人は、いくつになっても愚かな間違いを繰り返し、小さな成長をとげながら生きていくように思える。

 たとえ、子供をもつ親になっても、なお人は 未熟だし、”永遠の子供” のままなのかもしれない。


 また、この話と同時に語られるもう一つのエピソードも、感慨深い。

 刑務所から帰ったばかりの小児性愛者ロニーとその母親も同じ町の住人だった。

 性犯罪者は再犯率が高いということで、アメリカでは近隣住民に名前が公表され、監視されるなかで、肩身の狭い暮らしを余儀なくされている。
 
 なかでも、元警官ラリーの嫌がらせはタチが悪い。 そのせいで、ロニーの母親は命を縮めることに。

 世間から邪険にされる息子を愛し、孤立無援の戦いを強いられた老母。
彼女の死後、思いつめたロニーが下したあの決断を誰が笑えるだろう。

 46歳で初めて親離れしたロニー。
変態趣味をもつ無口で、気の弱いロニーを変えたものは、ほかでもないあの毅然とした母親の愛情だったにちがいない。

 そして、瀕死のロニーを助けようと駆けつけてくれた男が、あのラリーだったことが、なによりの救いだ。

 前向きに生きていくことの素晴らしさに、ジーンと胸が熱くなる。


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