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zoom RSS 「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離」

<<   作成日時 : 2008/11/09 22:33   >>

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「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離」
監督   リチャード・リンクレイター
出演   イーサン・ホーク  ジュリー・デルピー


 汽車で知り合い、ふっと下車したウィーンの街で恋に落ちていく大学生の物語。

 一見、他愛もない恋愛映画のようにも思えるが、饒舌に人生観を語る青臭い二人の純愛に、過ぎ去った青春を重ね、夢中でのめり込んでしまった。

 あの初々しさや向こう見ずな情熱は、まさに若者ならでは。 嫉妬を感じるほど瑞々しい。
久しく忘れていた恋のときめきが、むくむくと蘇ってくるようだ。

 隣の席に座っていた老夫婦の口げんかに閉口し、哲学的というのだろうか、妙に大人びた人生観を口にするインテリ女子大生 セリーヌ。 
かわいらしいセリーヌの口から飛び出す意外な名台詞に、目を丸くして喜ぶ純情そうな大学生 ジェシー。
頭でっかちで、本当は何もわかっちゃいない青二才の二人。 
そんな二人が、私には無性に懐かしくて、憎めない。

 相手のことをもっと知りたい。 そして、自分のことも分かって欲しい。 
だが、いっぽうで、相手の自分への評価も心配になってくる。
新たな出会いから、より親密さを増していく男女の機微が、とても瑞々しく表現されている。

 今まで交わることのなかった二人が、偶然出会い、会話をとおして急速に親しくなっていく。 
人生に、これほど心華やぐ刺激的な瞬間など、そう何度もない。 
そして、それは永遠に続かないことを誰もが知っている。

 はにかむ二人の前に、ひょっこり登場する不思議な占い師と即興詩人のピエロぶり。
はたまた、早朝の街角からさりげなく流れてくるメロディーが、なんとハープシコードの奏でるバッハというのも粋なはからいだ。

 至福の時間は、つかの間。
別れた二人に、はたして再会はあるのだろうか。 
期待と不安が織り成すラストの余韻も、ことのほかいい。

 見知らぬ街で、運命的な恋に落ちる。 
こんなこと、もはや我が身に起こるはずないと分かっていても、どこか期待しないではいられない。 
そんな恋する女子大生気分にどっぷり浸れるひと時だった。

 

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映画『恋人までの距離(ディスタンス)』
原題:Before Sunrise 〜Before Sunsetへと続く道のはじまり〜 列車の中、隣の夫婦喧嘩の喧噪から席を移ったセリーヌ(ジュリー・デルピー)、通路を挟んでジェシー(イーサン・ホーク)、ここから物語が始まる・・・。 ...続きを見る
茸茶の想い ∞ 〜祇園精舎の鐘の声 諸行...
2009/02/24 00:15

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