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zoom RSS 「ノー・マンズ・ランド」

<<   作成日時 : 2008/10/27 08:38   >>

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「ノー・マンズ・ランド」
監督   ダニス・タノヴィッチ
出演   ブランコ・ジュリッチ  レネ・ビトラヤツ    フィリプ・ショヴァゴヴィッチ


 ボスニヤ戦争真っ只中、中間地帯(ノー・マンズ・ランド)で鉢合わせになったボスニヤ人兵士とセルビヤ人兵士のいさかい、地雷をめぐってそこに集まった国連軍やマスコミの実態を、鋭い観察眼でユーモラスにかつ、風刺たっぷりに描いた戦争映画だ。

 ボスニヤ人兵士の一人は、気絶している間に、背中の下に地雷を埋め込まれてしまい、にっちもさっちもいかない。
 
 この時限爆弾をかかえた兵士のそばで、両軍の兵士は、互いに愚にもつかない戦争論争を繰り返し、銃を構えては、にらみ合いを続けている。
 そして、ひょんなことから互いに共通の友人がいることで意気投合し、一気に場の空気が和むかに見えたが、そこは戦場、また次の瞬間には、敵対し疑心暗鬼に陥っていく。

 するとそこに、幸運にも国連軍がやって来て、救助の手を差し伸べてくれるのだが、同時に、テレビレポーターも割り込んで来る始末。
さっそく、言葉の通じない兵士にマイクを向け、お決まりのインタビューを投げかける能天気ぶりを披露する。 
それは、はなはだ不謹慎で不快な光景に見えるのだが、これこそ、いつも私たちがTVで目にする衝撃映像の取材現場にほかならない。

 無責任ということでは、マスコミも、TV視聴者である私たちも、同罪なのではないだろうか。

 そしてついに、打つ手がないとわかると、国連軍はじめ、ドイツ人地雷除去班、うるさかったマスコミ連中も、まるで潮が引くかのようにあっさりとその場を立ち去り、そこには地雷を背にして冷たい大地に横たわる一人の兵士の姿だけが、ぽつんと残される。
 
 この衝撃的なラストには、全身凍りついた。

 戦争とは、誰もがあの兵士と同じ運命をたどることに他ならない。
戦争をしないためには、なによりもまず話し合いが大切なんだ。

 反戦へのメッセージが、強烈に心に響く見事な映画だった。 
この世から戦争がなくなることを切に望まないではいられない。



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