純愛シネマ

アクセスカウンタ

zoom RSS 「ブラックホーク・ダウン」

<<   作成日時 : 2008/09/01 16:06   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

「ブラックホーク・ダウン」
監督   リドリー・スコット
出演   ジョシュ・ハートネット  ユアン・マクレガー  トム・サイズモア


 1993年、泥沼化するソマリア内戦を鎮圧するため軍事介入したアメリカは、敵対するティアード将軍の本拠地への奇襲作戦に失敗する。
その結果、米兵死者19名、ソマリヤ人死者1000名という犠牲者を出した。

 熾烈を極める市街戦の模様は、きわめてリアルで臨場感たっぷりに描かれている。まるで戦場にいるかのような錯覚に陥った。
 
 迫り来る恐怖に身震いし、見終わった今もなお、強烈な爆撃音は耳の奥で炸裂している。

 内紛に苦しむソマリヤ市民救済という正義をかざし、ソマリヤに派兵された兵士たちだったが、血生臭い戦場において大義名分など誰も口にするものなどいなかった。
頼りになるのは仲間だけ。 仲間のために戦争をしているのだと彼らはきっぱりと答える。

 銃弾の雨が降り注ぐ中、負傷した仲間の救助にかけつける米兵。
殺さなければ殺される戦場で、仲間を思いやる行為だけが唯一人間的で暖かい感情だった。

 アメリカ最新鋭ブラックホークも、敵のRPGロケット弾にあえなく撃墜される。
 
 そして、撃てども撃てども、ソマリヤ民兵は次々と襲いかかってくる。 さすがの兵士たちも動揺を隠せないが、けっして攻撃の手を緩めることはなかった。 
おびただしい死体が横たわるそばで、瀕死の身を支えながら攻撃を続ける兵士。
仕事とはいえ、その悲壮感漂う姿はあまりに痛ましく、言葉もない。

 戦争は、あたかもゲームのようにさえ見える。
だが、そこにいる兵士たちは皆、血を流し、絶望の淵で仲間を思いやる人間なのだ。
映画は、米兵の視点でのみ描かれているが、ソマリヤ兵とて思いは同じだろう。

 正義のためとはいえ、戦争はなんて醜くて悲しいものなのだろう。 それが、率直な感想だ。 

 それにつけても、ソマリヤ軍が発射したRPGロケット弾の凄まじい破壊力には驚いた。
このような武器を輸出して、戦争を助長する卑劣な国家の存在にも、あらためて強い憤りを感じる。



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
映画評:ブラックホークダウン
1992年。ソマリア。 部族間の抗争は絶えず、30万人の民間の餓死者を生んだ。 最強の部族を率いるアイディード将軍は、首都モガディシオを占拠。 間もなく国際世論が動き、米国海兵隊2万人が投入された。 翌年8月。 米国は、精鋭デルタ・フォースを投入し、アイディード逮捕に乗り出した。 だが6週間、事態は進展しなかった。 ...続きを見る
映画と写真のブログ
2009/02/16 18:52

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
「ブラックホーク・ダウン」 純愛シネマ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる