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zoom RSS 「ブロンコ・ビリー」

<<   作成日時 : 2008/08/23 16:40   >>

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「ブロンコ・ビリー」
監督   クリント・イーストウッド
出演   クリント・イーストウッド  ソンドラ・ロック  ジェフリー・ルイス


 BS放送で偶然見たのだが、思いのほか感動的な作品だった。

 銃の早撃ちや、馬の曲乗りを披露するカーボーイ姿のクリント・イーストウッドが、なんといってもはまり役でカッコいい。
そして、人情味溢れる彼のキャラクターやユーモラスな展開も楽しく、いつしか物語にどっぷりと引き込まれている。

 客もまばらなテントのなかで、子供向けの出し物を楽しげに演じるビリー。
マイペースで、金もうけは二の次という頑固さとはうらはらに、テントに漂うわびしげな空気が気にかかる。

 それもそのはず、自称カーボーイの彼、なんと出身は東部という元靴のセールスマンで、前科者でもあった。そして、一座のメンバーも、皆刑務所の仲間だというから驚く。

 ビリー曰く、 「なりたい者に、なればいいんだ。」 

 金や世間体に囚われることなく、自分らしく生きたいと思う仲間が結集して、 ”ワイルド・ウェスト・ショー” 一座が生まれた。

 ある日、金に困った彼らは、西部劇よろしく列車強盗を企てるのだが、急行列車は彼らの鼻先をあっという間に通過する。
彼らの矛盾があからさまになるこの場面は、ハッとするほどショッキングだった。

 たしかにカーボーイは、今となっては幻かもしれない。 そして、世間も彼らを冷笑しているだろう。
だけど、いいんだよ。
誰が何と言おうと、ビリーの夢はカーボーイ。

 古き良き時代のヒーロー ”カーボーイ” こそ、彼が最も敬愛してやまない理想の生き方なのだから。

 そんな純粋な心をもつ男ビリーに、次第に惹かれていく金持ちで意地悪な女性リリーの変身振りも、微笑ましい。

 精神障害者らが縫った星条旗のつぎはぎテントの中で、ビリーと子供たちの屈託のない笑顔がはじけるクライマックス。 それこそ、ビリーの理想そのもの。 
 そして、意気揚々とカーボーイを演じるビリーは、ほかならぬ 俳優クリント・イーストウッドその人に重なって見える。

 全編をとおして流れる弱者への暖かい眼差しと、励ましのエールが、胸にジーンと響いてくる。
味わうほどに深い人間性が感じとれる素晴らしい映画だった。



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