純愛シネマ

アクセスカウンタ

zoom RSS 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」

<<   作成日時 : 2008/03/12 18:16   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」
監督  セルジオ・レオーネ
出演  ロバート・デ・ニーロ  ジェームズ・ウッズ  エリザベス・マクガヴァン


 禁酒法が施行されていた時代、貧しいユダヤ人街に生まれ、スリを生業に暮らしていた悪がきどもは、ひょうんなことから一攫千金を手に入れギャング団を結成する。

 大人になると、それぞれの野心や思惑が絡み、友情に亀裂が生じてくる。
 
 そんな時、きまってヌードルスが思い出すのは、皆で知恵を絞って初めて大金を手にしたあの感激の瞬間だ。 
互いの友情を信じて疑わなかったガキの頃のこと、親友は覚えているだろうか。
 
 刑務所送りになった彼を見送りにきてくれた仲間、そして出所を手放しで喜んでくれたあの笑顔に、どれほど救われたことだろう。
彼はなによりも友情を大切にして生きてきた。 

 ナイーブな青年だった彼は、初恋の女性に恋を打ち明けることができなかった。
ギャングの世界で一目置かれる存在となった男は、一世一代の賭けに出た。
とびきりゴージャスでロマンティックなディナーの席をもうけた彼は、勇気をふりしぼって愛を告白した。 
しかし、答えはノー。
つれない女にしがみつき、足蹴にされても、なお、未練は残る。 
 
 過去の思い出が、走馬灯のように彼の脳裏を駆け巡る。
 罪深い過去の所業は決して許されるものではないが、友情を信じ、純愛を貫いた彼の人生は賞賛に値するものではないだろうか。
ナルシストの彼は、そう信じたい。 

 親友の裏切りに深く傷ついたならず者を、芳醇なメロディーが包み込む。 快い癒しとともに深く胸にしみこんでくるメロディは、いつまでも耳の奥に鳴り響く。

 少年時代を演じた子役たちの演技は、瑞々しくてとても感動的だったものの、主人公の回想は、時としてやや冗長すぎ、時代が錯綜して戸惑う部分があったことは否めない。
 
 だが、壮年期から老年期へと歳を重ねていく主人公の微妙な心の揺れを表現するロバー・デ・ニーロの演技は、やはり心に残る。
 
 恋も友情も自分の想いとは裏腹に、移ろいやすく、頼りないものだったと、人生を振り返る彼。
はかない浮き草人生に、自分は何を求め、何を掴むことができたというのだろう。

 ナルシストの彼を弄ぶ、不可解な人生ゲーム。疲れたギャングが行き着く先には、やっぱり麻薬がある。
妖しい煙が立ち上るラストは、滑稽で空しい人生を予感させる。



 
 

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」 純愛シネマ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる