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zoom RSS 「ギター弾きの恋」

<<   作成日時 : 2007/12/13 11:33   >>

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「ギター弾きの恋」
監督  ウッディ・アレン
出演  ショーン・ペン  サマンサ・モートン  ユア・サーマン


 自称 ジャンゴ・ハルトに次ぎ世界第二位の腕前と豪語するジャズギタリスト エメット・レイの愚かしくもちょっとホロリとさせる物語。

 ステージはすっぽかすし、遅刻の常習犯、賭博にポン引き、女たらしで派手好き、その上虚栄心が人一倍強いというダメ男 エメット・レイ。

 そんな男をショーン・ペンが、さらりと実に愛嬌たっぷりに演じているのも見物。

 天才肌特有の強いコンプレックスとプライドが鼻につく小心者と思いきや、実はどこか滑稽で憎めない不器用なヤツだと分かっていく。

 小憎らしい自己チュウ野郎は、そのまま自分自身の内面を映し出しているようで、そんな彼にそこはかとない哀愁すら感じるようになるのだ。 実に心理描写のうまい脚本だと思う。

 洗濯屋で働く素朴な女性ハティとナンパを通して知り合う。 彼女は口が利けなかったが、エメットの奏でるギターの音色に魅せられ、彼に惚れこむ。 彼女は、演奏旅行や彼の変態趣味にも喜んで付き合ってくれた。 (彼の趣味は、拳銃でねずみを撃つことと汽車の見物)

 が、彼は突然彼女の前から姿をくらます。
 「女とは遊ぶが、女は必要じゃない。それが、本物のアーティストだ。」 とうそぶいて。

 その後エメットは、金持ちで美人の物書きの女と電撃結婚するものの、妻の不倫に散々振り回された挙句、離婚。
そして、再びハティの元を訪れるが、彼女は既に結婚していた。

 自業自得とはいえ、失ってみて初めて気づくもの ”自分に一番大事なものは何か”ということに。

 彼の奏でるギターの音色に耳をすまし、演奏の後にはきまって、満面の笑顔と大きな拍手で彼を絶賛してくれたハティ。口で言い表せない想いを全身で表現していた健気な姿が目に浮かぶ。

 彼女の笑顔にどれだけ癒されたことだろう!

 黙って自分の存在を受け止め、ただただ自分を愛してくれる女性。 そんな女性こそ、彼が求め続けていた人なのだ! 金や地位じゃない。自分を愛し、認めてくれる存在が必要なんだ!
 
 大切なギターを叩き壊しても、なお満たされることのない彼の苦悩を表現するラストシーンは、強く印象に残る。

  
 唯一この作品の残念な点は、冒頭部分にウッディ・アレンが登場したこと。ドキュメンタリー風という意図かもしれないが、蛇足。架空のお話として十分ロマンティックだったのに。





 

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