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zoom RSS 「記憶の棘」

<<   作成日時 : 2007/11/12 12:37   >>

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「記憶の棘」
監督 ジョナサン・クレイザー
出演 ニコール・キットマン  キャメロン・ブライト ダニー・ヒューストン

 
 もし妻が亡くなったその翌日、窓辺に現れた小鳥がこう言ったとします。 『ショーン、私はアナ。あなたの妻よ。』 私はその言葉を信じて、その鳥と一緒に暮らすでしょう。。。。

冒頭に、こんな愛情深い言葉を残して突然死するショーン。

 その彼が、10年後に再婚しようとしている妻アナの元を訪れ、『永遠に君を愛している。』 と言い出したらどうだろうか。 それが、小鳥ならいざ知らず、見ず知らずの10歳の少年に姿を変えて現れたら・・・・

 新たな幸せをつかみかけたアナの邪魔をするかのように、突然現れたショーンと名乗る少年に当初、苛立ち驚きを隠せなかった彼女だが、当事者でなければ知りえない秘密を次々と暴露する少年に恐怖の入り混じった確信をもつようになる。やがて、ショーンを愛するようになる。

 その複雑怪奇な心理の変容をニコール・キットマンが見事に演じきっている。ショートヘアの彼女の横顔は同性でも思わず息を呑む美しさだ。

 カメラは、そんな彼女の微妙な心の揺れをアップで執拗に追い続ける。

 笑顔一つ見せず、大人びた眼差しで彼女に愛を告げるショーンと、ブランコにのったりアイスクリームをなめる幼稚な彼の姿にひどく違和感を覚えるのだが、彼女はそんなショーンに過去の喪失感を埋めていくかのようにのめりこんでいく。

 ”輪廻がもたらした唐突な縁で再会した不釣合いな男女は、再び人生を共にしえるのか?” 見るものの気持ちをも大きくうねらせてドラマに引き込んでいく演出は見事だった。

 最期、ショーンは彼女の前から突然行方をくらます。
苦悩の果てに、やっと元夫として少年を受け入れ、生きていく決意までしたアナを邪険に置き去りにしたまま。
  
 丁寧に心理変化を追い続けるカメラワークとN・キットマンの演技がとても素晴らしかっただけに、このラストはもう一つ腑に落ちないものがある。

 少年は本当に生まれ変わりだったのか、あるいは性質の悪いイタズラだったのか? 手紙を盗み見た時点で、少年の意識の奥底に眠っていた輪廻の縁が呼び覚まされたとでも言うのだろうか。
冒頭で告げていたように、輪廻は科学的に立証された事実ではない。よって、このラストも謎というわけだ。(~_~)

 
話は変わるが、”輪廻転生”を扱った映画といえば、イ・ビョンホン主演の 韓国映画 ”バンジージャンプする” を思い出す。これは、かつての恋人同士がソウルメイトとして時空を越えて再会するという純愛物語で、輪廻転生の思想がロマンティックに絡んだ味わい深い映画だった。

 

 

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映画『記憶の棘』
原題:Birth 輪廻転生、前世の記憶が残っているなんて、それは有り得ないことだけど、登場人物もまた不可思議な行動にみえる、だけど、なんとも言えない間がいい・・ ...続きを見る
茸茶の想い ∞ 〜祇園精舎の鐘の声 諸行...
2007/11/25 20:01
ただいま
ニコール・キッドマンの棘が記憶に突き刺さる! 10歳の少年の眼から外道照身霊波光線が発せられ、オーストラリアのカンガルーがコアラのマーチだ! ちょっと嘘だ! ...続きを見る
MESCALINE DRIVE
2009/09/05 00:18

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