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zoom RSS 「チョコレート」

<<   作成日時 : 2007/03/28 23:15   >>

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「チョコレート」  監督 マーク・フォースター  出演 ハル・ベリー ビリー・ボブ・ソーントン 

 人種差別、女性蔑視、父親ゆずりの因習的な価値観に従って生きてきたハンク。 

 黒人の隣人と仲良くする息子ソニーを快く思っていない。 

ある黒人の死刑執行の日、駆け出しの看守ソニーは、仕事中に取り乱してしまう。 そんな息子の失態を厳しく責め立て、冷淡に突き放す父親ハンクの目の前で、ソニーは自殺を図る。

 息子に満足に愛情を注いでやることも出来なかった自分を責め、深い罪悪感に苛まれるようになる。

 亡き息子に許しを求めるように、新たな人生を模索していくハンクの内面を深く掘り下げ、同時に人種差別問題に対する独自の世界観を提示する脚本は見事だ。

 ハンクは、死刑執行に立ち会った黒人の妻レティシアと因縁的な出会いをする。 

 夫と息子を相次いで亡くしたばかりの彼女と、互いの喪失感を埋めるように、強く求め合う。 コミニケーションとしてのセックスは、あんなにも嫌悪感を抱いていた人種差別の壁をたやすく乗り越えさせるものなのか。

 静かだが、心の中に激しい葛藤を抱えるハンクを演じるソーントンの演技が光る。 重苦しく変化していく感情のうねりを伝える映像も強烈なインパクトをもって迫ってくる。

 「愛されたいのではないの。大切にされたいの。」 レティシアの言葉が印象的だ。
生まれた時から人種差別を受け、いやというほど辛酸を舐めさせられてきた黒人女性の搾り出すような本音に胸が痛む。

 そんな彼女を優しくいたわるハンク。 今や彼は、別人のようだ。
セックスを安易に買い求め、隣人の黒人を見下し銃口を向けた傲慢な男の姿はない。

 そんな折、ハンクが夫の死刑執行に立ち会った人物だったことに気づく彼女。

 星空を眺めながら、ハンクが差し出すチョコレートアイスクリームを口に含むレティシア。
偏見や差別を乗り越え、互いを許し合った恋人同士のようにも映るラストシーンは、なんとも意味深長だ。
この幸せがいつまでも続くことを願わずにはいられない。







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