純愛シネマ

アクセスカウンタ

zoom RSS 「ラヂオの時間」

<<   作成日時 : 2006/09/20 00:12   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0


「ラヂオの時間」  監督 三谷幸喜  出演 西村雅彦 鈴木京香 唐沢寿明


 久々にお腹を抱えて笑ってしまった。
 まさに言葉のマジックだ。

 緻密に練り上げられた脚本から放たれるスピード感溢れる言葉の掛け合い。鋭い切り替えしとユーモラスな言葉の応酬が小気味良い。

 いったん辻褄が合わなくなった脚本は、いじればいじるほど原作とは似てもにつかぬ物語へと変貌していく。

 観客はいつしか劇中人物になりきり、俳優もろとも一丸となってクライマックスへとなだれ込むのだ。

 素人主婦の書いた脚本がグランプリを獲得し、いよいよラジオドラマ化されようとしているまさに本番収録中のこと。
プロデューサーが、大物女優の我がままを聞いてやったばっかりに、話はこじれてスタジオ内は大パニックに。限られた時間との葛藤、狭いスタジオ内で、俳優同士がプライドをかけて火花を散らす場面など、緊張感はいやおうなしに高まっていく。
いったいどうやってこの落とし前をつけるのだろうか?誰もが固唾をのんでエンディングを見守る。

 物語の設定が変化するたびに、急遽お呼びが掛かる年寄り元音響マンも愉快なキャラだった。

 夜空に打ち上げられる花火の音は、あんな風に手作りされるんだね。その音を耳にしたラジオのリスナーは、色とりどりの花火が夜空を美しく染める光景を心に思い描き、一人静かにラジオドラマの世界に想いを馳せているのだ。

 スタッフが手塩にかけて送り出したラジオドラマは、リスナーの豊かな想像力を駆り立て、初めて感動の物語として産声をあげる。

 糸の切れた凧のように収集のつかなくなった脚本を、急遽立て直すべく立ち上がったディレクターのプロ根性は、現場の空気をより張り詰めたものにしていく。

 ただ、最後大型トレーラーが放送局に横付けされるという設定は、ちょっと蛇足かなと思ったが。

 狭い空間の中で、言葉と想像力だけで創りだされるラジオドラマの無限の可能性を十二分に堪能することが出来た。 





テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
「ラヂオの時間」 純愛シネマ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる