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zoom RSS 「ミリオンダラー・ベイビー」

<<   作成日時 : 2006/09/02 15:41   >>

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「ミリオンダラー・ベイビー」  監督 クリント・イーストウッド  
出演 クリント・イーストウッド ヒラリー・スワンク モーガン・フリーマン

 重い幕切れだった。
 
 31歳のマギーはボクサーになりたいとフランキーに弟子入りを請う。年齢的に無理だと断られたものの、彼女の決意は固く、日夜厳しい訓練に耐えボクサーとしてめきめき頭角をあらわしていった。

 このあたり、映画「ロッキー」の女性版かと思って楽しんでいた。後半に想像を絶する展開が待ち受けるとは思いもよらなかった。

 「自分を守れ!」トレーナーのフランキーからいつも聞かされていた言葉だった。思わず背中を見せた瞬間、彼女の運命が変わった。

頚椎損傷により全身麻痺になった彼女は、人工呼吸器が離せない生活を余儀なくされた。そして、両足までも失うことに。

彼女は何度も自殺を図ったが、死に切れず、フランキーに人工呼吸器を外してくれるよう頼む。

優しかった父親の面影を重ねるようにマギーは彼を慕い、フランキーも彼女を実の娘以上に愛し始めていた矢先の出来事だった。

彼女の初試合に贈ったガウンの背中の刺繍の文字にフランキーの熱い思いが込められている。

「モ・クシュラ」 ゲール語  「お前は私の親愛なる者。私の血。」 という意味。

 彼は彼女の意思を実行に移した。

 前半のポジティブな明るさが、後半では一転して救いがたい苦しみに変化する展開は、ある意味感動的だ。

 クリスト・イーストウッド(75歳)はこの映画をラブストーリーと呼んでいる。
甘さ控えめで強烈に舌に苦いラブストーリーだ。

 愛する人の願いをかなえてあげたフランキーの行いを神は許さないのだろうか。

 「人は毎日死ぬ。床掃除や皿洗いをしてね。そして人生を悔いながら最後を迎える。」  スクラップの語るナレーションの言葉がいまさらながら胸にしみてくる。

 重い十字架を背負って生きるフランキー同様、尊厳死の是非を問われた私も、暗くなったスクリーンの前になすすべもない。

 

 




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ミリオンダラー・ベイビー
幼い頃に唯一の理解者だった父を亡くし家族の愛に恵まれなかったマギーと、実の娘に縁を絶たれ修復不可能な過去を持つフランキーが、お互いの中に「家族」を見出していく様が、非常に細やかに描かれとても印象的でした。 この映& ...続きを見る
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