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zoom RSS 「インザプール」

<<   作成日時 : 2006/08/08 19:23   >>

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 「インザプール」   原作 奥田英朗 「空中ブランコ」で直木賞受賞
  
 最近忙しくて、元気不足という人にお勧めの映画だ。

 奇妙な精神病を患い、すがる思いで”伊良部総合病院 精神科”の扉を叩く個性的な患者の面々。
そして、待ち構える医者が、これまた精神病?とみまがう奇想天外なおちゃらけぶりには開いた口が塞がらない。

 オダギリジョー演じる継続性勃起症の営業マンの悲しくもせつないお話には、当人には申し訳ないが大爆笑だった。

 戸締り、ガス栓、水道の蛇口の閉め忘れなど外出前に確認しても不安がつのる強迫性神経症の女性。
「この病気の人って、たいてい折り畳み傘をいつも持ち歩いているね。」 伊良部先生は彼女から傘を取り上げる。折りしも降ってきた雨にずぶ濡れになった彼女は、初めてその快感に目覚め、憑物が取れたような晴れやかな表情をする。
 なにを隠そう、私も強迫性神経症かもしれない。いらぬ取り越し苦労が多いのだ。石橋をたたいても渡れないほど神経質になってしまうこともある。不幸の確率なんてたかが知れているのに。

 医者らしからぬ豹柄のシャツを着込み、すっとぼけて無責任な言動で患者の気持ちをかき乱す変人ぶりにしばしば戸惑うが、時折見せる核心を突く台詞にハッとさせられる。

 もう一人の患者。ストレス解消にと始めた水泳だったのに、なにがなんでも泳がないではいられない水泳依存症になってしまったエリート管理職の男。かっこ良く振舞えば振舞うほど哀れを誘う二枚目だ。

 患者が大真面目に悩むほどに、可笑しさが倍増する。一生懸命に頑張るほど自らストレスを招いている現実が、滑稽だ。
”肩の力をぬいて、もっと自分の気持ちに素直になってごらん。” これが一番の処方箋なのかもしれない。

 去年、テレビで放映されたドラマ "空中ブランコ” を思い出す。とても印象的な作品だったように記憶している。阿部寛演じる伊良部先生のキャラクターはなにより斬新だった。

 沢山笑って、心も体も軽くなること請け合いだ。



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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
TBありがとうでした♪
ほんと、肩の力がぬける映画ですよね。
元気だしたいときに、またみたいです。
スズキサイコー!
にしえみ
2006/09/20 13:14
にしえみサン、こんにちは。
松尾スズキといえば、DVD「チキンハート」by 北野武監督のなかで、妙に力のぬけたキモいおじさん役で出演していたのも印象に残っています。
つばめ
2006/09/20 23:42

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